築30年のマンションを買って知った、マンション全体の問題
週末にマンションの総会に参加してきました。
うちのマンションは自主管理なのですが、築30年だけあって色々問題がありました。
購入前には気づきませんでしたので、備忘録として残しておきます。
キッチンが水漏れとかいう私個人の家の問題は除いて、マンション全体の問題だけ書いておきます。
エレベーターが交換時期。
私は経験していないですが、エレベーターが動かなくなったことがある模様。
実はエレベーターの耐用年数は25年で、メーカーから交換を勧められているそうです。
実際にはメンテナンスしていけば、だましだまし使っていけるようですが、メーカーとしては交換を薦めることになっているとか。
交換費用は、大手メーカーのため2500万と高額。
メーカーや交換方法によって金額はいろいろあるらしいですが、いずれにしてもかなり高額な出費には間違いなく、将来各戸の負担をどうするかが課題。
個人的には、古くてもお金がかからないほうがいいんですが。
昔エジプトで泊まった安ホテルでは、19世紀のエレベーターが現役バリバリで稼働してました。モノが違うとはいえ、耐用年数25年は短すぎやしませんかね。
各戸の電気容量が少ない。
これは私の家には関係がなかったのですが、電気容量が3戸で合計75アンペアしかないところがあるそうです。エアコンやドライヤーなどを使うとすぐブレーカーが下りてしまうとか。
各家庭の契約電気容量を増やしても3戸全体の容量を増やせる訳ではなく、
75アンペアの上限を増やすには工事費が200万以上かかるとか。
古いマンションではこういうケースが多いようなので、中古マンションの購入を検討してる方は要注意かも。
大規模修繕のミス
私がマンションを購入する1年前に、大規模修繕で塗装工事などがされています。
1年しか経っていないのに、一部の塗装が剥げてきているそうです。
施工業者は無料で手直しすると言っていますが、ノンビリ(のらりくらり?)していて
いつ修繕するのかよくわからない状態。
これ自体は大した問題では無いですが、
マンションは築20年前後で大規模修繕が必要なので、中古マンションを買う人は修繕が実施されているか、まだ実施されていないなら費用の積立はどうなっているかを購入前にチェックするべきかと思います。
管理費の増額と住民の高齢化。
新築から30年経っていますので、住民の多くが60代以上になっています。
管理費の積立はきちんとされていますが、上述のように問題がある中で管理費の増額が検討されています。
事情によっては増額も致し方ない。
が、年金暮らしの住民に増額分の負担ができるのか、という問題があります。
私のマンションは満室なのでまだマシかもしれません。
空き家が多かったり、管理費を払わない住民がいたりすると、もっとややこしいかも。
また、自主管理でうまくやってきたので、管理会社に委託するよりも費用が抑えられて来たけど、高齢化のため自主管理を継続するのが難しいのでは。という意見もありました。
他にも細かい問題がいろいろありましたが割愛します。
総会後、家人と「古いマンションだからいろいろあるね」と言っていると、
今朝、私の家の給湯器が壊れました。
正直、古いマンションを買ったのは正解だったのか、少し不安になることもあります。
ただ新築マンションを買ったところで、自分が60代になったら同じことを経験するのだから、元気な今のうちに経験するのがいいんだと思うようにしています。
自分の知識や経験も増えますし。